流域連携基金事業:実施状況

小学生自然体験授業 自然とふれあおう in 朝倉

福岡都市圏の糸島市に住む子どもたちと朝倉市の子どもたちに、交流を通して水と自然の大切さを知ってもらおうと、朝倉青年会議所の協力を得て小学生自然体験事業「自然とふれあおうin朝倉」を実施しました。

【日 時】
平成28年8月19日(金)
【場 所】
朝倉市(寺内ダム、たかき清流館)
【参加者】
69名 糸島市の小学6年生27名 朝倉市の小学4~6年生42名
【内 容】
寺内ダム見学、竹はし作り、木工体験(イス作り)、川遊び

朝7時15分に糸島市役所を出発、9時に寺内ダムに着きました。
朝倉市の子たちも到着し、管理事務所の方から、ダムについて説明を聞きました。
その後バスでダムの下に移動、監査廊(かんさろう)を見学しました。
中はとてもひんやりしていて、壁にはたくさんの水滴がありました。これは夏の間だけで、冷たい壁に湿気を含んだ暖かい空気が触れて水滴になります。冬には見られないそうです。
かなりの距離を進み、ダムの大きさを体感しました。

監査廊を出たら、背面登りに挑戦です。
寺内ダムはロックフィルダムという土砂や岩石で作られていて、斜面を登ることができるのです。
堤高83m、約45度の急こう配の斜面を頑張って登ります。励まし合って全員最後まで登り切りました。上ではダム管理事務所から冷たい麦茶のごほうびがありました。
子どもたちはダムの役割を学び、大きさを体感し、ダムが周囲の自然と一体となっていることも感じました。

たかき清流館に移動して開会式、10班に分かれてそれぞれに朝倉青年会議所の方たちが、班長さんと副班長さんとしてつきました。さっそくみんなで竹はし作りに挑戦です。
班長さんたちに教わりながら、慣れない手つきで小刀を使い、自分のはしを作りました。

昼食はバーベキュー、班長さんたちが焼いてくださり、各班で集まって食べました。
食べるときは先ほど自分で作った竹のはしを使いました。お腹いっぱいになったかな。

食後は2グループ、前後半に分かれて、川遊びと木工体験を行いました。
川の水は少し冷たかったけれど、この日は蒸し暑くてとても気持ちがよかったです。
緑が多い自然の中で、水遊びを大いに楽しみ、サワガニや魚を探してみたりと、子どもたちは自然と川を満喫しました。

木工体験では、イスを作りました。金づちでまっすぐに釘を打ち込むのが難しかったようです。
でも、朝倉青年会議所の班長さんたちの指導を受けて、みんなりっぱなイスを作ることが出来ました。
閉会式では、今日一日大変お世話になった班長さんたちに、みんなでお礼を言いました。
糸島市と朝倉市の子どもたちもお別れです。
朝倉青年会議所の皆さん、準備やご指導、ありがとうございました。

寺内ダムの下で撮った記念写真です。夏休みのいい記念になりました。また会えるでしょうか。