流域連携基金事業:実施状況

福岡都市圏筑後川流域交流推進事業(かっぱリング事業)

第21回糟屋地区中学生地域交流サッカー新人大会《 糟屋地域 》

日頃、交流の少ない筑後川流域と福岡都市圏の中学生サッカーチームが、「水」を通じた「かっぱリング事業」で交流を深め、青少年の技術向上と健全な心身の育成を図るため、糟屋地区の中学校8会場に分かれて、交流サッカー大会リーグ戦を開催しました。
また、開会式では福岡都市圏の水の約1/3は、筑後川に依存していることなどの説明をしました。

【日 時】

平成30年8月25日(土)~26(日)

【場 所】

糟屋地区8会場
粕屋中学校・古賀北中学校・久山中学校・新宮中学校・篠栗北中学校・宇美南中学校・須恵中学校・カブトの森グラウンド【メーン会場】

【参加者】

筑後地区7チーム 糸島地区3チーム 宗像地区4チーム 筑紫地区5チーム 福岡地区9チーム 
佐賀県1チーム 筑豊地区2チーム 京築地区2チーム 糟屋地区15チーム

合計48チーム  

事業内容

開会式
(かっぱリング趣旨説明)

試合前のミーティング
(テンションあげていこう!)

1つのボールを仲間とつなぐ
(ボールは友だち)

1つのボールを仲間とつなぐ
(させるかっ~!!)

記念品を持って記念写真

篠栗中学校チーム

参加者の声

自分たちが、当たり前のように水道を使っているけど、世界には、水道が使えない国もあります。当たり前に水道が使えていると思うけど、それは、みんなの見えないところで、一生懸命に働いてくれている人たちがいるからだと思います。水道が使えることを当たり前だと思ってはいけないと思います。誰かが、みんなの見えない所で、当たり前にしてくれているんだと思います。なので、水を無駄遣いしたり、粗末にしたりしてはいけない。使うたびに、水道が使えていることに感謝しなければいけないと思います。
大会に参加できたのは、保護者、先生方、地域の人、たくさんの人のおかげだと思います。そして、会場までの送迎、弁当を作ってくれたり、そして、開会の参加費など、親にはものすごく感謝しています。たくさんの人の支えがあって、大会に参加できていると思いました。
今後、自分は、たくさんの人のおかげでサッカーができていることをしっかりと頭に入れて、たくさんの人に感謝の気持ちをもってサッカーをしたいと思いました。そのために、サッカーをさせてもらっている分、自分たちは、毎日全力で、そして一生懸命にして、サッカー以外でも、学校生活や、普段の生活も同じように過ごしていき、親にも反抗せず、感謝の気持ちをもって接していきたいです。
チームみんなで力を合わせて、もっともっとうまくなって試合に勝ちたいです!!

〔福岡都市圏〕  嶋元 菜乃亜さん

第21回糟屋地区サッカー大会を通じての感想は、今回いろいろなチームと対戦して、まず、全チームがあの暑い中、全力でプレーしていたところが良いと思いました。ほかのチームで気づいた点は、前線でのプレスが速く、そこからボールを奪って、チャンスになっていたので、それらのプレーを見習って、これから暑くきつい試合もたくさんあると思うので、この大会で学んだことを新人戦に向けて、生かしていきたいです。
このサッカー大会のなか、かっぱリング事業の話を聞いて、水の大切さを改めてわかりました。僕たちが使っている水は、僕たちが住んでいる近くにある筑後川の水を引いてきているからです。その水は、飲料水は、お風呂など生活に欠かせない水として使われています。
今後、その筑後川にゴミなど落ちていたら、しっかり拾って筑後川をもっときれいに大切に、生活していきたいと、このかっぱリング事業の話を聞いて思いました。
ありがとうございました。

〔筑後川流域〕  伊藤 脩志さん

担当者の声

担当者

猛暑の中での開催でしたが、2日間を通して大きな事故・けが等もなく、ご協力いただきました皆様のおかげで、たいへん有意義な大会となりました。
開会式において、私たち福岡都市圏で日頃使っている水の約3分の1が、筑後川の水を頂いてることを説明すると、選手から驚きの声があがっていました。その筑後川流域に住んでいる選手たちと、福岡都市圏に住んでいる選手たちが、この大会で交流試合をすることなどを、うなずきながら興味深く聞いてくれていました。
試合では仲間への信頼と相手へのリスペクトを持ち、サッカーに取り組んでいました。一つのボールを仲間とつないでいく!まさしく「水の輪」がひろがるように「かっぱリング」を通して都市圏・流域間の交流を深める大会になったのではないかと思います。
最後に、この大会開催に際してご協力いただきました関係者の皆様に、感謝申し上げます。

篠栗町 上下水道課  吉竹 浩一さん