流域連携基金事業:実施状況

水源地“大山”体験事業

筑後川の水源地域である日田市大山町を、「体験」に出かけました。
平成25年4月に管理開始した大山ダムの見学を行い「水の大切さ」を学び、大山町の交流施設「ひびきの郷」で地元の特産品を使った「梅酒体験作り」を体験し、施設支配人から「大山町の農業と地域活性化」の講話を受けました。大山町に触れた貴重な体験となりました。

【日 時】
平成27年5月12日(火)
【参加者】
筑紫野市住民 37名

朝8時30分、未明から激しい雨が降り続く中、集合場所のJA筑紫物流センターに参加者が集まってきました。出発式では、藤田陽三筑紫野市長から、大山ダムの水道容量や、筑紫野市の水事情、大山町の農業の特色などに触れ、参加者に実り多い1日にしてほしいと挨拶がありました。

大山ダムでは、大雨洪水警報が出ており、職員が警戒態勢についているため、今日の監査廊見学はできないとのこと。まず始めに、ダムの仕組みや役割、大山ダムの工事経過などの説明がありました。ちょうどダムの水量は100%で、午後には放流が始まるとのことでした。ほとんどの人がダムを間近で見たのは初めてで、その大きさと役割に感嘆していました。

アンケートより

ダムの見学は初めてでしたが、当たり前に飲んでる水が、いろいろな方々の努力により供給されていると改めて認識できて、感謝しなければ、と思いました。

水源地研修施設「ひびきの郷」に到着。雨のために梅園見学は中止になりました。昼食の後、研修室で、緒方支配人から「大山町の農業と地域活性化」の講話を聴きました。6次産業の販売戦略をアジアにまで広げる試みをしている興味深いお話でした。

講話の後は、梅酒作りです。何度か作ったことがある人も、洗った後よく水気を取ることや、へたの取り方など、改めて要点を学びました。1年後にはおいしい梅酒の完成です。

梅酒工場も見学。ひびきの郷で作られる梅酒は、ニッカウヰスキーの樽で仕込まれているそうです。希望者は併設されている温泉へ。露天風呂も含め、のんびりできました。帰路には、大山の特産物が販売されている木の花ガルデンでお買い物を楽しみました。


お世話になった筑紫野市
上下水道料金総務課 岡本さんと、
農政課 藤原さん

アンケートより

「ダムの凄さに驚き、大山の緑に囲まれた自然に心が洗われました。水源地の人々の努力のおかげで、街での快適な生活があると思いました」「大山町の『梅栗植えて~』運動のその後の取組話が聞けて大変興味深かったです。講話をもっと聞きたかったです」