流域連携基金事業:実施状況

小学生自然体験授業 自然とふれあおう in 朝倉

福岡都市圏の志免町に住む子どもたちと朝倉市の子どもたちに、交流を通して水と自然の大切さを知ってもらおうと、朝倉青年会議所の協力を得て小学生自然体験事業「自然とふれあおうin朝倉」を実施しました。

【日 時】
平成27年8月7日(金)
【場 所】
朝倉市(寺内ダム、たかき清流館)
【参加者】
志免町の小学5・6年生35名 朝倉市の小学3~6年生38名
【内 容】
寺内ダム見学、竹はし作り、木工体験(本立てづくり)、川遊び

朝7時30分に志免町民センターを出発、9時に寺内ダムに着きました。朝倉市の子たちも到着し、管理事務所の方から、ダムについて説明を聞きました。その後バスでダムの下に移動、背面登りに挑戦です。寺内ダムはロックフィルダムという土砂や岩石で作られていて、斜面を登ることができるのです。

堤高83mを頑張って登りました。早い子は数分であっという間に登り切りました。応援を受けて全員最後まで登り切りました。上ではダム管理事務所から冷たい麦茶のごほうびがありました。最後に再びダムの下に戻って、ダムの中、監査廊(かんさろう)の見学をしました。中はひんやりしていて、たくさんのコウモリもいました。動物といえばダム背面で、獣(けもの)の糞(ふん)をたくさん見ました。事務所の人の話によると、シカやサル、キツネなどが時々、ダムの背面に出てくるそうです。子どもたちはダムの役割を学び、大きさを体感し、ダムが周囲の自然と一体となっていることも感じました。

たかき清流館に移動して開会式、10班に分かれてそれぞれに朝倉青年会議所の方たちが、班長さんとしてつきました。さっそくみんなで竹はし作りに挑戦です。班長さんに教わりながら、慣れない手つきで小刀を使い、自分のはしを作りました。

昼食はバーベキュー、各班で集まって食べました。食べるときは先ほど自分で作った竹のはしを使いました。お腹いっぱいになったかな。

食後は2グループ、前後半に分かれて、川遊びと木工体験を行いました。川の水は少し冷たかったけれど、この日は蒸し暑くてとても気持ちがよかったです。緑が多い自然の中で、水遊びを大いに楽しみ、サワガニや魚を探してみたりと、子どもたちは自然と川を満喫しました。

木工体験では、本立てを作りました。金づちでまっすぐに釘を打ち込むのが難しかったようです。でも、朝倉青年会議所の班長さんたちの指導を受けて、みんなりっぱな本立てを作ることが出来ました。閉会式では、今日一日大変お世話になった班長さんたちに、みんなでお礼を言いました。志免町と朝倉市の子どもたちもお別れです。朝倉青年会議所の皆さん、準備やご指導、ありがとうございました。

寺内ダムの下で撮った記念写真です。夏休みのいい記念になりました。また会えるでしょうか。