令和5年度 参加報告

水郷ひたの森づくり

 日田市では、豊かな森林と豊富な水に恵まれた筑後川の水源地域を市民の財産として次の世代を担う子どもたちに引き継いでいくため、水環境の保全・保護の取り組みを推進しています。
 福岡都市圏住民も、森林の役割や森林を守り育てることの大切さを理解するため、日田市主催の「市民参加の森づくり大会」に参加しました。当日は、朝から天気も良く、充実した一日となりました。

実施日

令和5年11月11日(土)

場所

日田市 萩尾公園(植樹会場)、豆田町(散策)

植樹活動の様子

 福岡都市圏や日田市、久留米市からの参加者が、大会会場の萩尾公園に集まりました。開会式では、日田市からの歓迎の挨拶があり、みどりの少年団からメッセージが読み上げられました。植樹する苗木や植樹方法の説明を受けたあと、それぞれ用意された鋤を持って山に入り、「ヤマモミジ」「ヤマザクラ」などの苗木約630本を植樹しました。
 植樹場所は、傾斜が大きい場所で、前日に降った雨の影響で足場が悪いところがあったり、掘っても木の根や石が出てくるなど苦戦することもありましたが、協力して植樹活動を終えることができました。

 昼食は、地元の方が作ったおにぎりと温かいだんご汁、ジビエ串が振る舞われました。
 植樹大会終了後は、豆田町の自由散策を行いました。それぞれ思い思いに豆田町を散策し、老舗の味を求めたり、歴史の町の風情に触れました。

アンケートから

・筑後川に感謝しないといけないと思いました。
・今回のように複数の地域から集まり一緒に活動することで連帯感が生まれ良い活動だと思いました。
・今日は一日大変勉強になり楽しいイベントでした。
・森や水の大切さを改めて感じました。
・私たちの住んでいる場所は筑後川からだいぶん離れていますが、そんな遠い所の水がはるばる来ているとは驚きました。 

福岡都市圏から筑後川への感謝を込めて

 この事業を通じて、「水源かん養」「土砂災害の防止」などの森林が持つ公益的機能を守り育てるとともに、森林保全への理解を深めることや、筑後川上下流域との交流を推進し、流域全体で水源保全に取り組む契機となりました。