茶摘み体験in うきは市
平成24年7月の九州北部豪雨で被害を受け復興の途上にある「うきは市」を訪ね、茶摘み体験や森林セラピーを通して環境保全や水の大切さを学びました。
【実施日】
平成26年5月24日(土)
【場所】
うきは市(長野水神社、妹川地区、調音の滝、巨瀬の源流セラピーロード、清水寺)
【参加者】
37人 (福岡都市圏の住民)
【日程・内容】
8:00 福岡市役所出発 中型バス2台
9:35 合所ダム 到着
長野水神社
江戸時代、筑後川の水を利用するため、命を懸けて大石堰・長野用水を作った5人の庄屋を祀った神社です。堰・用水の完成は、うきは地方に新たな恵みをもたらしました。


熊抱(くまだき)宮司さん

妹川地区(茶摘み体験会場)
茶畑のある妹川地区へ。うきは市農林・商工観光課 野鶴課長より歓迎の挨拶がありました。また、農家の皆さんが集結、体験の手ほどきをしていただきました。


茶摘み開始。思ったより大雑把に木の上の方の葉をどんどん摘みました。



茶葉を摘んだら、手もみ作業です。まず葉を釜で炒ります。火を焚くのに杉の枝葉を使うのは、古式に法ったやり方だそうです。炒ってしなった葉を筵の上で揉みます。最初は力を込めて、その後は揉み回す様にして、乾燥させていきます。辺りにはとてもよい茶の香りが漂い、参加者は皆熱心に取り組んでいました。会場では茶葉や、つきたての団子の販売もありました。



調音の滝にて昼食。うきはの農産物をふんだんに使った「ほっこり弁当」をうきは茶で。



昼食後、セラピーガイドさんと森林セラピーロード「巨瀬の源流の散歩道」を散策しました。道沿いには川が流れ、小さな滝があります。マイナスイオンをいっぱい浴びてとても癒されました。展望台からは棚田も見えました。



日本名水百選の一つ「清水湧水」のある清水寺へ。甘みのあるおいしい水を味わい、鎌倉時代からの来歴を持つ名刹を散策しました。うきは市の農家が養殖を試みているチョウザメがお寺の前の農地にもいてびっくり。




帰りには、うきは特産の果物や、地元の醤油などを豊富に使ったジェラート屋さんに寄りました。

新緑の季節に、長野水神社や清水寺の見学、調音の滝などに触れ、水により親しみ、大切さも改めて実感しました。また、私たち福岡都市圏が恩恵を受けている水源地域・流域のうきは市で茶摘み体験などを通して地元の方々と交流が出来ました。
■アンケートより
「水道水の話は、普段の生活では何とも思っていなかったが、感謝して使用しなければと思いました。」
「畑のおばあちゃんもおじいちゃんも、やさしくつみかたを教えてくれたのでうれしかったです」
「地域の人とのふれあいが、とても嬉しかった」
「お茶を炒って揉むと、香りがして手にも香りがついてすべすべになることを発見しました」