令和4年度 実施報告

3年ぶりに”椿ヶ鼻”水源の森づくりを開催!

福岡都市圏共通の水源地域にある日田市にて、福岡都市圏の高校生と地元の高校生が、大山ダムの見学と、日田市前津江町地域活性化センター周辺の森林にて枝打ち作業などを行いました。
当日は、台風接近の影響が懸念されましたが、雨風などの影響はほとんどなく、予定通り事業を実施することができました。
また、福岡都市圏の高校生や若者と、日田市に住む高校生は、各種体験や、昼食のバーベキューなどをとおして交流し、親睦を深めることができました。

開催日

令和4年9月17日(土)

場所

大分県日田市(前津江町・大山町)

参加者

福岡都市圏(高校生・大学生など) 11名、日田市(高校生) 11名、引率教諭 各1名 合計24名

1 枝打ち体験

前津江町地域活性化センター周辺の市有林にて、森林保全活動の一環として、枝打ち体験を行いました。
手入れのされていない森には、切り倒されただけの状態になっている木々がたくさんあります。その木々は、枝の切り落としもされておらず、地面に接する面が少ないため、土に還るまでに多くの時間がかかります。そこで、今回は、切り倒されたままになっている木々が土に還りやすくするための作業として、倒木の枝を切り落とし、地面につける作業を参加者全員で行いました。
初めてのこぎりを使用する参加者もいたなか、みんなで枝をどんどん切っていき、あっという間に、倒れていた木の枝はなくなり、木が地面についていました。また、枝がなくなったことで、森の見通しが良くなり、歩きやすくなっていました。作業をしたことで、目的であった木々を土に還りやすくすることだけでなく、森を綺麗にすることにもつながるということを学ぶことができ、森林の保全活動の重要性や大変さが実感できた貴重な体験となりました。

2 食事交流会

日田市前津江町地域活性化センター敷地内で、福岡都市圏と日田市の参加者が一緒にバーベキューを行いました。
枝打ち作業でお腹を空かせていた参加者には笑顔があふれ、和気あいあいとした雰囲気の中で、福岡都市圏と日田市の参加者同士の親睦が深まりました。
食事後には、日田市前津江町産の新米や、日田市の特産品が当たる抽選会が行われました。

3 大山ダム見学

福岡都市圏共通の水源ダムである「大山ダム」の見学を行いました。
ダム管理事務所職員より、ダムの役割や構造についての説明を受けた後、ダムの内部の見学を行いました。
参加者のほとんどが初めての体験で、みな興味深い面持ちで見学を行っていました。
見学を通して、私たちが普段何気なく使う水の「源」を感じることができました。