流域連携基金事業:概要

1.流域連携基金事業の目的・趣旨

流域連携基金事業とは

福岡都市圏は、地理的に水資源に恵まれていないため、水道水の約3分の1を筑後川に頼っています。福岡都市圏に安定的に水道水を供給するためには、筑後川流域とその水源地の住民の理解と協力が不可欠です。流域連携基金事業は、こうした福岡都市圏の水事情を踏まえて、筑後川の水の恵みに感謝し、福岡都市圏と水源地域・流域の相互理解を深めるため、交流推進事業などを行って連携を図る事業です。

平成24年8月1日 に水資源功績者表彰(国土交通大臣表彰)を受賞しました。

流域連携基金キャラクター「ちっこりん」
流域連携基金イメージソング「筑後川にて」

2.流域連携基金事業の事業内容

流域連携基金事業は、福岡都市圏広域行政事業組合が福岡都市圏の共同事業として実施しています。
福岡都市圏共通の水源地域及びその流域(有明海を含む)を事業の対象地域とし、実施する事業は、「交流推進事業」「地域振興支援事業」「森林保全支援事業」「環境対策支援事業」「広報・啓発事業」「その他支援が適当と認められる事業」となっています。
なお、事業の実施にあたっては、学識経験者等で構成される流域連携基金審議会を設置し、透明性・公平性を図っています。

主な事業

1.交流推進事業

福岡都市圏と筑後川流域及び水源地域の交流推進のため、住民同士の文化、スポーツなどを通じた交流事業を実施しています。

2.地域振興支援事業

筑後川流域及び水源地域の活性化や地域振興に寄与する事業を実施しています。
地域振興支援事業の一環として、福岡都市圏地域住民が水源地域の公共施設を利用する際に、料金の一部を助成しています。


たかき清流館


スノーピーク奥日田キャンプフィールド
(旧 椿ヶ鼻ハイランドパーク)

3.森林保全支援事業

水源地域の育林、造林その他荒廃林対策等への支援として、福岡都市圏住民が現地で行う植樹・枝打ちなどの森林保全活動のほか、水源地自治体が行う森林保全事業に要する費用の助成などを行っています。

4.環境対策支援事業

筑後川流域(有明海を含む)で環境保全活動を行う非営利活動団体への「環境対策支援補助金」の交付のほか、筑後川流域で行われる一斉清掃活動への職員参加などを行っています。

5.広報・啓発事業

福岡都市圏の水事情や、筑後川からの水の恩恵などをPRするため、国が定める「水の週間」にあわせて行う福岡都市圏「水」キャンペーンのほか、様々な広報活動を行っています。

6.その他支援が適当と認められる事業

実施レポート

令和4年度
令和3年度
令和2年度
令和元年度